とあるWeb制作会社の事業戦略

Web制作会社の売上は、基本的には「Webサイトを作る」か「Webサイトを運用(保守・更新)する」のどちらかによって成り立っています。

いずれも労働集約型の面が強く、手を動かさないとお金になりません。よほど強みがないと大きく収益を伸ばすことが難しい業種だと思います。

また、「Webサイトを作る」のは数十万〜数百万の売上が見込めますが、先々まで安定した売上見込をつくることが難しいと思います。「Webサイトの運用」でどれだけ契約が取れるのかが経営の安定には欠かせないのではないでしょうか。

ここでは、そんなWeb制作会社における事業への取り組みをご紹介します。

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定額更新 VS ポイント制更新

毎月の更新費用をどう値付けするのかは、Web制作会社にとって、とても難しい判断が求められると思います。写真やテキストの更新だけであればそこまで工数はかかりませんが、

キャッシュフローの改善

2016年頃まで、わたしの会社では制作費用はすべて納品後一括払いでした。しかし、お客様の原稿提出が遅れるなど、想定より制作が長引くことがあります。その場合、工数は発生しているのにお金が入るのは先になり、キャッシュフローが厳しくなります。

そこで、ご契約時に着手金の30%をお支払いいただく形に契約を変更。さらに月末締め・翌月末払いではなく、月末締め・翌月15日払いをお願いするようにしました。
(お客さんによっては、末払いになることもありますが…)

これによって多少制作期間が長引いたとしても、キャッシュの入る仕組みにすることができました。

ちなみに保守・更新などの運用では、創業当初から原則一括前払いになっています。しかし、これはキャッシュが先に入る一方で、お客さんからしたら途中で解約することができませんし、大きな金額になる場合には負担になります。

そこで現在は月払いで毎月更新にできるように、検討しているところです。