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よかったこと終礼

5.0
対象
スタッフ全体
難しさ
中くらい
実施時間
5分×人数/日
コスト
なし
主な内容
  • 夕方に全スタッフまたはチームで終礼の時間をつくる(隔日や週1でもOK)
  • 「よかったこと」を一人ずつシェアする
  • 発表後にはみんなで拍手をする
効果
  • お互いの価値観を共有して、相互理解につながった
  • チームへの帰属意識が高まり、チームワークが高まった
  • コミュニケーションが取りやすくなり仕事がスムーズにできた
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スタッフ同士の価値観を共有して楽しい会社へ

「チーム内でコミュニケーションがない」「メンバーに声をかけづらい」と感じることはないでしょうか。

cotauの会社も、入社当時は「私語や雑談がまったくない」という会社でした。
社内はシーンと静まりかえっていて、聞こえてくるのはタイピングの音と電話くらい。しんどくなってやめてしまうスタッフもいたくらいです。

それが、「よかったこと終礼」をするようになってから、雑談でワイワイと盛り上がり、お互いに話しやすい楽しい職場へと劇的に変わっていきました。(ほんとに今考えると信じられないくらい雰囲気が変わりました)

よかったこと終礼、とてもおすすめです!

終礼をはじめたきっかけと「悪かったこと終礼」

当初はコミュニケーションが極端に少なかったわたしの会社ですが、メンバーが5人を越えてくると徐々に「情報共有」が必要だと思うことが多くなりました。

そこで「1日の業務内容と感想」をシェアする終礼をはじめました。

これが暗い。とにかく暗いのです。

どちらかと言うとマジメ気質な会社のせいか、「うまくいかなかったこと」「大変だったこと」の感想ばかりになっていました。

でも、できなかったことばかりを発信してしまうと、「自分はできていない」といった自己肯定感の低さにつながってしまい、仕事に対する自信やモチベーション、積極性を失ってしまいます。

コミュニケーションが生まれり、問題を把握して解決につながること自体はよかったのですが、これでは逆効果だなと思いました。

「よかったこと終礼」に変えてからの変化

リモートワークになってからもオンラインで続いています

なんとか明るくコミュニケーションを取れる楽しい職場にしたい、と考えて思いついたのが「よかったこと」をシェアするというものでした。それも別に仕事に関するものでなくてもOK。

1日の終わりに今日のことを思い返して、「楽しかったな」「うまくいったな」「よかったな」ということを考えることで、「自分はできている」という自己肯定感を高めてもらうことが狙いでした。

また、よかったことを聞いた人たちは「拍手をする」ということをお願いしました。最初はちょっと照れくさいです。でも、すごく効果があります。結果として「職場に受け入れられている」「承認されている」というチームワークや帰属意識を育むことになりました。

この仕組みを取り入れてから、職場の雰囲気は急激に変わっていきました。

最近行ったライブ、食べたスイーツ、面白かったドラマ、ハマっているゲームetc、みんなの個性や価値観を知ることができました。(こうしてみるとほとんど仕事に関係ありませんね笑)

「それ私も見ました!」「面白そうですね!」と話題が広がると嬉しいですし、「今日はよいことというより悪いことなのですが…結果としてこれがわかってよかったかなと思います」というように、ネガティブなことでも前向きに捉えられるようになりました。(そういうときも「それは大変でしたね…!」と共感を持ってもらいやすくなったと思います)

結果として、仕事でのコミュニケーションもとてもスムーズになり、「慣れなれしなくないけど、心地よい距離感」という今の会社の雰囲気がつくられていくことになりました。
(ちなみに会社のいいところはどこかというアンケートを毎年とっていますが、この人間関係や会社の雰囲気をあげてもらえることがとても多いです)

よかったこと終礼のその後とまとめ

当時は毎日行っていた「よかったこと終礼」ですが、盛り上がるあまり時間が長くなったり、メンバーも増えたことから、少しずつに回数が減らしていき、今では週1回になりました。

ただ朝礼でも「最近よかったこと」を持ち回りで発表しているので、今はそのくらいでちょうどよいなと感じています。
これからも続けていきたい、大切な会社の文化の1つになりました。

「うちのチームはコミュニケーションがない」「会社が楽しくない」と感じる方は、まずは終礼からはじめてみるのはいかがでしょうか。