- 対象
- 全スタッフ
- 難しさ
- 低
- 実施時間
- 特になし
- コスト
- 特になし
- 効果
- 休日出勤で、業務に集中して取り組むことができる
- 繁忙期/閑散期の業務調整が可能
- 平日休むことで、休日にはない有意義な経験ができる
2019年に有給消化が義務化されてから、少しずつ平日にも休みを取りやすい風潮ができてきたのではないかと思います。
一方で、有給で業務が減るわけではないので、仕事を考えるなかなか平日休みを取りにくい…という方もまだまだ多いのではないでしょうか。
わたしの会社では、2016年頃から「フリー代休制度」という仕組みを取り入れたことで、気兼ねなく平日休みを取得できるようになっただけではなく、業務効率も向上させることができるようになりました。
ルールは簡単で、自分の好きな休日に1日出勤して、そのかわりに平日1日休む。
というものです。(順番は逆でもOK)
シンプルな内容ですが、スタッフからも好評のこの制度。
業務効率に役立つ理由と、平日休みを取れるメリットをご紹介します。
フリー代休制度の業務効果
まず、フリー代休制度の効果のひとつに、休日に仕事をできるということがあります。
休日出勤したことがある人ならわかると思いますが、休日って仕事が進みますよね。
- 電話がかかってこない
- 他の人からの連絡や相談で集中力が途切れない
- 時間を取られる会議がない
- 自宅と違って仕事しやすい環境(リモートワークでない場合)
このように、自分の仕事に集中して業務を片付けるには最適な状態なのです。
また、フリー代休制度制度は、「繁忙期に休日出勤をして、閑散期に代休を取る」という調整が可能です。
忙しい時には休日出勤をして仕事を片付け、比較的落ち着いている時期に休みを取ることができるので、業務のやり繰りがしやすいというメリットがあります。
わたしの会社では、結果的に仕事をスムーズに進めることができるようになりました。
平日に休みが取れるメリット
平日休みを取れることにも様々なメリットがあります。
- 銀行や役所など、平日しかできない手続きができる
- 観光地や遊園地、映画館やお店が混んでいないので快適
- ライブや美術展などのイベントに自由に行ける
- 普段は見ることのできない、平日の様子を観察できて新鮮
そう、「休むのは休日」という枠を外せば、そこにはパラダイスが広がっています。
今はコロナ禍ということもあり、なかなかイベントや商業施設に気軽に行けませんが、逆に平日は人が少ないので、どうしても行きたいところがあれば休日よりも行きやすいですよね。
また子どもがいる場合は、土日は家族サービスでなかなかゆっくりできないこともあり、平日一人でゆっくり考えることのできる時間はとても貴重です。
わたしの場合は、よく蔦屋書店に行って、リラックスした環境で本を読みながらゆっくり考え事をしていました。
平日の体験や考える時間が、仕事の質の向上に役立つことも多く、プライベートだけでなく仕事にも役立っています。
フリー代休制度まとめ
- 休日に出勤して、平日に休むというシンプルなルール
- 休日出勤で、業務に集中して取り組むことができる
- 繁忙期/閑散期の業務調整が可能
- 平日休むことで、休日にはない有意義な経験ができる
あまり余裕がない中小企業の経営者にとって、有給消化は義務であり権利とわかっているものの、仕事は進まないのに給与を払わなければならず、経営上の損失と捉えられがちです。
フリー代休制度なら、社長や役員にも納得してもらいやすく導入しやすいのではないでしょうか。
ちなみにわたしが一番効果が大きかったと感じているのは、妻さんと将来のこと・子どものこと・仕事のことをしっかりと話をする時間が取れたことです。(おかげで夫婦喧嘩が減りました)
仕事にもプライベートにも活かせるフリー代休制度、ぜひ導入を検討してみてください。